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アラウンドアークテクチャ#6 『形の合成に関するノート/都市はツリーではない』『隠喩としての建築』

※下に振り返っての小論があります。

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レジュメ資料ダウンロードは以下から


いただいたコメント

(『隠喩としての建築』は読んでいないのですが、、、)
今日もありがとうございました。 最後にコメントさせていただきましたが、<外>としての自然の存在を考えたときに、人新世というのは<外>が<内>に牙を剥くようになった時代と言えます。そして、<外>からの攻撃に曝されているのは、<内>の構築を過剰に進めた結果だということもデータでわかってきたわけです。個人的には、このような状況を目前にすると、<外>で起こっているとされている物事自体、あまり自分の<外>のことだと思えなくなってきています。実際、西洋ではミレニアル世代から若い人たちは、気候変動などに敏感で、左派政党を支持する人たちが多いらしいです。決して<外>が本当に自分の外側の他人事ではないと思っているのだと思います。
建築に話を戻すと、設計をする作業は、ある単純化を通じて、抽象的な過程を経ることが必要なので、すべての<外>を踏まえ簡単なプロセスではないとは思います。むしろアレグザンダーのいう「自覚されたプロセス」がはたらきすぎると、デザインとして問題含みとなってしまう。このようなことを踏まえると、建築の生産において<内=建設など>と<外=地球環境など>は相互に作用し合う動的な関係性であることを念頭におき、この関係性は竣工後も動的なものであるという認識はめちゃくちゃ大事なような気がします。具体的にどうすればいいとかは、あまり踏み込んで考えられていませんが、、、
内容なくてごめんなさい。また来週も楽しみにしています。

松岡大雅さん

→ありがとうございます。ものすごくわかりやすくまとめていただいてありがとうございまさ。まさに僕もそういうことを考えて居ます。そして、具体的にどうすればいいのかわからないという点も全く同じです。笑
この議論の難しいところは、何らかの具体的な方法論などを考えたとしてもそれ自体一つの〈内〉になってしまうということだなと思います。ある程度ぼんやりしたところにとどまるのが一つの誠実さである反面、それでは現実的な実践において手が止まってしまう…その板挟みにあるわけですが、やはりそれでも人間は「建築をつくる」=なんらかの現在可能な〈内〉を作るしかないのでしょうね…。むずかしいです。

最後の現象学的な視点から記号的なものへ還元することでツリー的なものができるのは納得なのですが、そうしたときにツリーをそのままで解釈している建築家だったり使い手の方ががむしろ問題なのではと思った。(例えば渋谷の再開発等によって渋谷らしさがツリー化されたとき、受け手がそこから新たなツリー構造を見出せないと新しい渋谷らしさが生まれないように) 何かを作ることでツリー的構造になってしまうのは避けられないのであれば、建築が建ったその後、どのようにツリーを重ねていくことでセミラティスにしていくか考えていかなければならないと思った。

→ありがとうございます。とても共感します。タブラ・ラサ(白紙)から考えるときはどうしてもツリーになってしまいがちですよね。そこにどうやって相を重ねていくのかというのには僕もとても興味があります。また、渋谷の再開発については、既存の都市にある複層的なセミラチスを比較的生かしつつ新しいツリーを重ねていく開発として試みられているように僕には見えました。ツリーをセミラチスにすることだけでなく、セミラチスであるものをいかに壊さずに重ねるように継いでいけるかということも大事かもしれませんね。

とても面白かったです。パタンランゲージとか人新世の話は完全に別々の話としてとらえていたのですが、外部の領域とどう向き合うかという観点で考えていくと、前のコレスポンダンスの話も含めてつながってくる部分が多いということがわかってすごくすっきりしました。

淡路広喜さん

→ありがとうございます。まさにそのあたり考えたいところだったので、近いものだと感じてもらえてよかったです。(それがちゃんと伝わって安心しています。)

#6を振り返って──計画と生成

書け次第更新いたします。

注意事項

・本勉強会は2020年10月~12月に行われた「アラウンドアーキテクチャ」という勉強会のアーカイブ動画及び解説に用いた資料です。本勉強会について、詳しくはこちらをご覧ください。

・動画中の解説は、木村の解釈に基づく解説です。何かご指摘やご意見などございましたら、本投稿や動画に対するコメント、あるいは木村の個人連絡先nile.kimura[a]gamil.com([a]を@に変えてご送信ください)までご連絡いただけますと幸いです。

・「読むべき本か」を判断するために、概要を紹介している勉強会ですので、これだけで理解できたと思わず是非原本をご一読いただくことを推奨いたします。

・本動画やpdfは自由にご利用いただいて構いませんが、関係者が気分を害したり不利益を被るような使い方はご遠慮ください。

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木村 七音流 ()
東京大学新領域(中略)岡部研究室M1。 建物や都市が生きられるとはどういうことか、というのが個人的なテーマです。建築論・都市論の中からだけでなく、哲学・社会学・表象文化論など周辺の学問分野や、自ら現場で手を動かす実践を通して考えるように心掛けています。なお、所属の正式名称は「東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻空間環境学講座岡部研究室」です。

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